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2026/6/20

マーケティング役立ちコラム

「広告はラブレターと同じ」デザイナーが教える、「誰にも響かない広告」を「効果的な広告」に変える逆転の発想

せっかく広告を出したのに、期待したほど反応がない……」 そう悩んでいる方は少なくありません。実は、多くの方が「より多くの人に届けたい」という誠実な想いから、無意識に「誰にも届かない言葉」を選んでしまうという罠に陥っています。

しかし、現代の情報過多な社会において、
八方美人のメッセージは誰の心にも留まらずに消えてしまいます。

大切なのは、不特定多数に叫ぶことではなく、「これは自分のことだ!」と思ってもらうこと。本記事では、Webデザインにおけるターゲット設定の重要性を、様々な例を交えてわかりやすく解説します。

目次


ターゲティングの重要性:意中の人に振り向いてもらうための「事前リサーチ」

突然ですが質問です。

あなたには今、片思いをしている好きな相手がいます。

その意中の人に振り向いてもらうために、あなたならまず何をしますか?

「今相手はいるんだろうか。」

「好きな音楽はなんだろう。」

「好きなタイプはどんな人かな。」

「好みのファッションはあるのかな。」

このように相手のことを知ろうとすることから始めると思います。

そして意中の人と好みが同じ部分を見つけ出し、

話をすれば楽しく会話ができ距離を近づけることができます。

もしくは相手が喜ぶようなプレゼントを送ることができます。


デザイナーの質問は何のための作業なのか。

実は上記の行動はデザイナーが広告を作成する際に同じことを行っています。

クライアントが初めてデザイナーの方と打合せを行う際に

デザイナーから高い確率で聞かれる質問があります。

「広告の対象はどのような方ですか?」

「現在のお客様はどのような方が多いですか?」

「お客様の年齢層は?」

「お客様は男性が多いですか?女性が多いですか?」

「お客様に対してアンケートなどは取っていますか?」

この質問は先程の意中の相手を知るためのものなのです。

相手のことを知り、相手が「良いな」と思える材料集めをしているのです。

さらにデザイナーはクライアントに対して以下のような質問もします。

「御社の強みがあれば教えて下さい。」

「お客様から良く褒められることなどはありますか?」

「他社と比べてここは負けないというものはありますか?」

「このお店のコンセプトなどはありますか?」

もうお分かりかもしれませんが、この質問は

「お客様がクライアントの何に惹かれて利用してくれているのか。」

を見つけ出すためのものなのです。

これをデザイナーの世界では

お客様の人物像→ターゲット層・ペルソナ

お客様の好み→ニーズ

お客様が得られる良いこと→ベネフィット

クライアントの強み→USP

などと言ったりします。


デザイナーの役割は「ラブレター」の代筆

恋愛におけるデザイナーの役割は「依頼者の友達」のようなものです。

依頼者が好きな相手に対し、間接的に依頼者の良さをアピールする、

いわゆる「おせっかいな仲人」さんです。

「自分の友達であなたと同じ音楽好きな人いるよ!」

「あの子オシャレだし、とっても性格が良くて良いやつなんだよー!」

「今度遊びに行くんだけど、一緒に行かない?」

と二人の仲を近づけてくれる応援者なのです。

では次にビジネスシーンにおけるデザイナーの役割を考えてみましょう。

デザイナーは広告という名の「ラブレター」を代筆するのが役割です。

意中(お客様)の好みを知り、依頼者(クライアント)の良さを知ることで、

その内容をラブレターに落とし込んでいきます。

仮にラブレターを書いてくださいと言われたら、相手のことを知らなくては書けるはずもありません。デザイナーが質問するのはそのためなのです。


不特定多数に向けたラブレターは存在しない

さて、もしも相手(お客様)を知らずに

ラブレターを書くとしたらどのようなものになるでしょうか。

「はじめまして、誰かさん。

あなたどのような人か知りませんが、僕はとってもいい人です。

どのような方でも構いませんので恋人を募集中です!良かったら返事ください!」

極端な表現をしてしまいましたが、

相手を知らずに書いたラブレターはこんな感じになってしまいます。

こんなものを送ってしまったら、成功はおろか周りに悪い噂がたってしまいそうですね...。

恐らくこのようなラブレターを書く人はいないでしょう。

では広告の場合ではどうでしょう。

「老若男女全ての人に食べてもらいたい!」

「全部の料理が美味しいので来てください!」

「とにかく安いのでお得です!」

このような相手が見えない表現ではなかなかお客様の心には届きづらくなってしまいます。

こんな表現するわけないだろうと思われるかもしれないですが、

ビジネスシーンでは多くのお客様に来てもらいたいという気持ちから

意外に近い表現をしてしまうことがあるのです。

それよりも対象が「20代 女性 スイーツが好き」

というお客様に支持をされているお店の場合

「20代女性に圧倒的な人気を誇る◯◯!販売開始しました!」

「シェフが材料から厳選して作った◯◯は他では味わえません!」

「こだわり抜いているのでお値段は少し高めですが、後悔はさせません!」

さらにお客様が好みそうな写真も載せるのも良いでしょう。

(例:思わずSNSに載せたくなるような、光の指すシズル感のある写真)

こちらのほうが相手の心に届くのではないでしょうか。

そしてクライアント自身の強みをきちんと伝えることができたらお客様もその良さに満足し、リピーターや口コミの可能性が広がります。


デザイナーの「ラブレター」は豪華な装飾つき!でも目線はお客様。

通常のラブレターでは無くて、広告ではあるもの。それは見た目の装飾です。

写真や書体、配置はもちろん大きさの強弱、目線の動き、導線など

様々なことを考慮して制作を行います。

一般的にデザイナーと言われたらこちらを想像することが多いのではないでしょうか。

しかし、前述でお伝えした通り、きちんとした対象とクライアントの強みを抑えたうえで作成しなければ効果を得るのは難しくなってしまうので注意しましょう。

最近ではAIの普及により、誰もがデザインの領域に足を踏み入れられるようになってきています。確かに、AIは「それっぽい綺麗なデザイン」を10秒で作れますが、「クライアント様の泥臭い強み」や「顧客のリアルな感情」をインタビューで引き出すことはできません。

だからこそ、AIで誰でも作れる時代だからこそ、見た目の装飾以前にある「関係性の整理(ラブレターの戦略)」が、広告の成否を分けるのです。
 

また、デザインを依頼される際の方向性を考える際の落とし穴がもう一つ。デザインの好みはクライアント様自身ではなくお客様視点で考えること。

自分はパンクが好きなのでクールな広告を作りたい!という想いがあっても、お客様の好みが可愛いフワフワしたものであれば、デザインは後者に合わせるべきです。あくまでも広告は「ラブレター」なのですから。


お客様の特徴や自身の強みと聞かれても答えられない時は?

とはいえ、お客様の特徴やクライアント自身の特徴は?

と聞かれてもすぐに答えられないクライアント様も多くいらっしゃいます。

先程の恋愛に例えてみても同様に自分の強みは?と聞かれてすぐに答えられる人は少ないはずです。

そのような場合もデザイナーの役割が出てきます。
先程の恋愛で言うと「おせっかいな友達」ですね。

自分自身(クライアント)のことは案外自分では分からないものです。
そんなときはぜひ我々デザイナーにも協力させてください。
一緒に分析を行い、広告の精度を上げるお手伝いをさせていただきます。


まとめ:あなたの想いを届ける「最高のラブレター」を一緒に作りましょう

いかがでしたでしょうか。ターゲットを絞る重要性をラブレターに例えて説明させていただきましたが、もう今どきラブレターを書く人はレアな人かもしれませんね。

しかし広告というラブレターを作っている人は多いはずです。お客様のことを知り、自身の強みを把握することから始めてみましょう。
ターゲットを絞ることは、可能性を狭めることではありません。
むしろ、本当に届けたい相手の心に、深く、強く突き刺すための勇気ある決断です。とはいえ、自分たちの強みやお客様の本当の姿は、案外自分たちでは見えにくいもの。そんな時は、ぜひ「おせっかいな友達」である私たちを頼ってください。


デザインに関するご相談・お問い合わせについて

098Create(オクバクリエイト)では、見た目を整えるだけでなく、あなたのビジネスが「誰に届くべきか」という根本の部分から一緒に考えます。

「まだ何を伝えればいいかまとまっていない」という段階でのご相談も大歓迎です。

  • 「新しく広告を出したいけど、何から手をつけていいか分からない」

  • 「今のチラシやLPの反応が悪い原因を一緒に考えてほしい」

そんな段階でも全く問題ありません。

私たちと一緒に、お客様の心をつかんで離さない最高のラブレターを書き上げませんか?お気軽に「ブログを読んだ」と、お問い合わせフォームよりご連絡ください。


金城 輝仁

大学卒業後、求人出版会社へ就職。20年ほど紙を中心とした制作物を手掛けた後、IT企業へ転職。Webデザイナーの経験を経て、現在はフリーランスとして活動。様々な領域のフリーランスと協力し活動を行っている。

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